オンライン授業のデメリットを改善できるかも!?近畿大学VR授業体験レポート

オンライン授業のデメリットを改善できるかも!?近畿大学VR授業体験レポート

2021年1月13日(水)に近畿大学にて総合社会学部 岡本健准教授の授業内で行われた、VRを用いたオンライン授業の実証実験に参加してきました。
このプロジェクトは「”オール近大”新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として実施されております。近畿大学は株式会社増進堂・受験研究社、株式会社テンアップとの産学連携でVRを用いた授業コンテンツの開発を行っています。

体験して感じたVRの能動的体験

オンライン授業ではアクティブラーニングが難しい。というお悩みの声が多くの先生から挙げられていますが、今回のVRは、その悩みを解決できる可能性があると体験を通して強く感じました。

岡本先生の研究室を拝見させていただきましたが、仮想空間の中にリアルタイムで先生が解説をしてくれることで、映像を見せられているという感覚ではなく、自分の体が動かせるという能動的な体験をVR上のアバターで疑似体感し、『通常の動画の授業に比べ、記憶に残りやすい』と感じました。

研究室の扉(これを見るだけで研究内容が気になる笑)
先生の研究室には漫画・ゲームゾンビの資料がたくさん
映画館のような空間で講義も聞くことができました。

VRキャンパスツアーがメジャーになる日も近い?

今回は授業だけではなく、近畿大学の建物や西門を抜けた商店街などをVR空間上で岡本先生に案内をして頂きました。

大学の特徴や商店街の雰囲気等、360度写真を通して見ることができす。今回のようなコロナ禍で、対面でのイベントが制限されている状況や、なかなか直接来校できない遠方の高校生に大学の雰囲気を伝えることが出来ると感じました。

ZOOMや解説動画を通した一方通行のコミュニケーションではなく、複数人が同じ世界、同じ時間帯を共有し、VR空間に集うことで能動的体験が出来る、そこに、VR空間を利用した学びのメリットがあり、オンライン授業でのアクティブラーニングの抱える問題解決の糸口があると感じました。

今後、近畿大学のように、様々なICTを活用した学びを提供する大学が増えてくることを、期待します。

近畿大学岡本研究室の皆さま、ありがとうございました。

近畿大学Webサイトはこちら

岡本健准教授の公式プロフィール

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